高松市 M様 外壁塗装工事
今回は昨年より何度もお世話になっているご住職様からのリピートのご依頼で実は8月ごろに水切り板金部分のシーリング(コーキング)が劣化で切れてしまい雨水が宅内に入り込んでいたため緊急の補修を行った後の塗装工事と樋・板金工事になります。
外壁塗装工事前 BEFOUR
塗装工事前の写真です。10数年前に一度外壁塗装を行っていたため下地はまだしっかりしていましたが表面はチャーキング(細かい粉)の現象が見られていましたので再塗装にはちょうどいい時期でした。
今回塗装工事と合わせて樋の交換の工事もお請けいたしました。
銅板製の樋でしたが近年の酸性雨により腐食して穴が空いたり、ちぎれて無くなったりしていました。
2023年8月の写真です。
雨もりがしているとご連絡をうけて現地に確認に伺ったところお施主様がおおよその場所の特定をしていましたのでまずこの部分で間違いないとのことでした。
「雨水が相当入ってきている」といっていました。長さにして約1.5mほどコーキングが割れていましたので相当の水が入っていたと思われます。
塗装工事・板金工事・樋工事 施工開始
8月にご連絡をいただいたときは応急処置としてコーキング材での再シーリングを行いました。
この後、塗装・板金工事においてお施主様と打ち合わせを行いました。
お施主様と何度か打ち合わせを行った後に以下の工事が決まりました。
- 外壁塗装工事
- 水切り板金工事
- 樋工事
- 瓦屋根谷部分板金工事
瓦屋根谷部分の板金工事に関しては谷の板金が樋と同じく銅板を使用していましたので急遽瓦屋根谷部分の板金工事を追加することになりました。
今回の足場の設置に関しては外壁塗装と樋の交換作業を兼用できる配置で設置しました。以前お施主様が手配された時の塗装等の工事の時に設置した足場は出屋根部分が大きく非常に高額な仮設工事の金額となっていたらしく、今回は足場の業者様・弊社・板金業者様と密に打ち合わせを行った上で、「安全に配慮しながら確実に作業ができかつ低予算で納める」ことができました。
足場の仮設工事が終わりましたら、まず既存の銅板製の樋を全て撤去しました。
板金業者様と工程を打ち合わせの上先に撤去の運びとなりました。
次の工程は塗装前の高圧洗浄になります。
外壁の塗装の表面がチョーキングしていたため白っぽく濁っていました。
水洗いの後はおなじみの養生です。樋の撤去を先に行いましたので幾分養生部分が少なく済みました。
こちらはALC壁の継ぎ目にあたるコーキング部分の表面の下地処理過程です。
専用の表面材をコーキング部分に塗布します。この過程を施工せず塗装してしまうと、内部から黒く汚れたアクが塗装工程中延々と発生して仕上がりにひどく影響してきます。
次は塗料と塗布部分の密着性を上げるためにシーラーを塗っていきます。
今回建物が戸建てではかなり大きい建物になるので3人で塗装していきます。
次は中塗りの工程です。
基本中塗りと上塗りの材料と色は同じにします。
中塗りが終わりましたら次は上塗り工程になります。
塗り残しが無いように、塗膜を強化する目的で塗り重ねていきます。
3度目の塗装工程が終わりました。塗料がある程度固まったら養生を撤去していきます。
こちらは外壁塗装が終わったのちウッドデッキの塗装も行いました。
木材用のシーラーの後は木材用の塗料で上塗りを行いました。
外壁塗装の工程が終わりましたら、樋の工事に入ります。
お施主様より、仮設工事の金額が想定よりずいぶん低かったため、建屋が大きくまた、屋根も広いため通常より大きな樋で強度のある樋をセレクトしていただけました。
今回使用した樋はパナソニック KAKU85というモデルです。
今回の工事のときに以前から割れていた勝手口のドアのガラスも交換しました。
毎日開閉して使用していますので割れたままでは危険でした。
全ての工事が終わりましたので仮設の足場を撤去していきます。
塗装工事完了 AFTER
外壁の塗装工事と樋の交換・水切り板金工事全てが完了しました。
打ち合わせ時に選定した色が非常に気に入っておられました。
割れたままで危険だったのですがガラスの交換も無事完了して、安心されたようでした。
今回施工した内容